学校薬剤師とは
みなさんは"学校薬剤師"をご存じでしょうか?
学校医、学校歯科医とともに、大学を除きすべての学校には"学校薬剤師"を配置することになっています。
学校を担当する医師、歯科医師の先生の存在は知っていても薬剤師が何をしているのか知らない方も多いかもしれません。
昭和5年、ある小学校で教師が生徒に風邪薬ではなく誤って消毒薬を飲ませ死亡させるという事件が起こり、これを機に薬の専門家を学校に配置する必要性が叫ばれ、学校薬剤師が誕生しました。
医薬品管理の担い手として誕生した学校薬剤師ですが、今では定期的に学校の水質・照度・空気の検査を行ったり子供たちに対して"薬物乱用について""たばこについて"といった学習会を開いたりと幅広い仕事内容となっています。
プールの水質検査の様子
船沢小学校のプールにて水質検査をする阿保薬剤師
DPD法飲料水用残留塩素測定器を使って塩素の量が適正であるか測定します。 水を採取して、比色盤で塩素濃度を判定しています。 |
DPD法飲料水用残留塩素測定器 |
これまでの活動記録
活動日 |
学校・内容 |
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2016年7、8月 |
船沢小学校
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2016年2月 |
船沢小・中学校
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2015年9月 |
船沢小・中学校
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2015年7月 |
船沢小・中学校
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2015年4月 |
船沢小・中学校
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メッセージ ~学校薬剤師の活動を通して~
平成27年4月より学校薬剤師の仕事をさせていただいております。先日も小中学校の教室の二酸化炭素濃度測定に行ってきました。部屋の温度が高く、二酸化炭素濃度も高すぎると集中力が低下します。子供たちの学習環境がきちんと整っているのかをチェックするのが学校薬剤師の仕事のひとつです。
患者様を相手にしている普段の業務とは全く違う仕事内容に、難しさを感じる反面子供たちの生活環境と健康を守るという役割にやりがいも感じています。
薬剤師として様々な面で地域の皆様と関わり健康のサポートをしていけたらと思っております。