事務職員による健康運動アドバイザーの取り組み

事務職員による健康運動アドバイザーの取り組み

発表者

中西茉季  (ファルマ弘前薬局 事務)


共同研究者

ファルマ事務委員会 (工藤敏子 舘田総子 阿部千佳子 鈴木健仁 葛西祐一

水木孝之 工藤由希子 津川なつみ 西沢菜夏 三上菜美 工藤留美 乗田沙緒莉 三上心乃音)


抄録

≪目的≫
県内で「健康サポート薬局」の認定を受けている薬局は37薬局、そのうちの6薬局が当法人の薬局であり、健康サポート機能をもつ薬局は、地域住民の主体的な健康維持や増進を積極的に支援する役割を担っている。薬剤師だけではなく、事務職員も健康増進に主体的に関わることができないか調査し「健康運動アドバイザー」という資格に辿り着いた。この資格を活かし、かかりつけ薬局としての機能に寄与することを目的として、健康運動アドバイザーの資格取得に取り組んだ。


≪方法≫
資格取得で得た知識を講義や運動指導で実践できる職員に限定し、条件付きで希望者を募った。


≪結果≫
現在の資格取得者は事務正職員16名中7名、健康運動アドバイザーとして資格を活かす場は、薬局が主催する健康教室や地域の出前講座等、多岐にわたる。
出前講座では、薬剤師による薬の講義と関連付けた運動をセットで行う工夫や、音楽を使った運動、椅子に座って行う運動など、健康運動アドバイザーが各々、その場に合わせた運動を考え、大変好評を得ている。現在では、何度も指名を受ける講師もいるようになった。


≪考察・まとめ≫
薬剤師は薬に関する専門家、事務は運動の専門家と役割を明確にすることで、事務職員が運動を通して地域の方々の健康を守るために出来ることを考え、楽しみながら運動をすることができる。またお願いしたいというお声も沢山いただくようになった。
引き続き、コロナ禍で運動不足やコミュニケーション不足が懸念されている中で、民医連事務職員としての自覚を持ち、運動を通して地域の方々とふれあい、笑顔あふれるまちづくりを目指し、地域になくてはならない薬局を目指していく。



キーワード:まちづくり 健康づくり


学術活動

academic

上部へ

ホーム