民医連の未来を担う事務職員育成

民医連の未来を担う事務職員育成

発表者

阿部千佳子(総務部 事務 次長)


共同研究者


ファルマ事務委員会 工藤敏子 舘田総子 鈴木健仁 葛西祐一 水木孝之

工藤由希子 津川なつみ 西沢菜夏 三上菜美 中西茉季 工藤留美 乗田沙緒莉 三上心乃音


抄録 

【目的】

民医連の3つのものさしは「いのち」「憲法」「綱領」です。これに照らし合わせ、弊社では自分たちの活動を誇りにできる事務職員育成を目指しています。事務職員としての職能を発揮し、民医連綱領を実践する事務育成を進めるため「ファルマ事務育成要綱」を作成しました。


【方法・対象】

育成要綱は「民医連の資質」「調剤業務」「庶務」「接遇」の項目があり、「民医連の資質」では4年目までに民医連運動を主体的に担えることを目標に設定しました。3年目までは学びが中心ですが、4年目からは指導役にもなります。この要綱を作成後、初めて4年目になった職員の成長と共に、事務委員会の各種取り組みについて紹介します。また、事務委員会の取り組みは、目標管理・未収金対応・無料低額診療事業の薬代助成に対する自治体交渉・情勢学習・健康運動アドバイザーによる出前講座・薬局DⅩ・接遇研修・YouTubeチャンネル動画投稿・事務職場診断など多岐にわたります。


発表演題に関連した開示すべきCOIはありません。また発表にあたり対象者の個人情報とプライバシーの保護に配慮し、研究結果の内容や掲載の同意も得ています。

 

【結果】

育成要綱の作成により、新人職員にとっては「何を目指して頑張るのか、自分はどこまで出来るようになっているか」という到達点が見えるとともに、自らの役割が理解できるようになりました。


【考察・まとめ】

要綱を作成する側も「目指すべき民医連事務職員像」について自らの経験を振り返りながら後輩への想いを込め作成しました。完成には時間を要しましたが納得できるものとなり、結果として育成する側もされる側も成長することができました。4年目を迎えた職員は後輩を引き連れて、雪かきボランティアや全国ジャンボリーなど各集会等に元気に参加し、育成要綱に沿って成長できたという自信に繋がっています。今後も事務育成要綱をバージョンアップしながら、民医連事務育成に取り組みます。


キーワード : 民医連綱領を実践する事務育成・育ちあいの職場づくり・事務育成要綱 

学術活動

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